今や暮れの風物詩で、俳句の季語になっているということは驚きましたが、ダービーと有馬記念だけは馬券を買うというファン?もいて、「わけワカメ」のあらゆる予想が飛び交っています。
いつもは、テンションを上げてアグレッシブに予想していますが、ここは逆に冷静に見解を進めていきたいと思います。
中山2500メートルは、今や常識になってきていますが、(世間に知られるまでは本当に美味しいファクターでした・苦笑)内枠(2~4枠)が圧倒的に有利なコース形態となっています。
最初のコーナーまでの距離が短く、ペースが落ち着いてしまうと、外枠の馬は終始外々を通らされるため、コースロスが大きくなるためです。
超乱ペースになれば、馬群がバラけるので外枠の馬でも馬券になることもありますが、そうなるケースはほとんどありません。
そして、斤量に恵まれる3歳馬と牝馬が有利になります。
馬場が荒れて、スタミナ勝負になると古馬の出番となりますが、今やサラブレッドは早熟化していて3歳で充実期を迎えていますし、牡馬と牝馬の差も2キロまではないほどに均衡してきています。
ということで、枠順が発表になってからメンバーを見渡せば、内側から
牝馬では⑤ジェラルディーナ、3歳馬では⑨番イクノイックス、⑩番ジャスティンパレスの争いだなという印象です。
ここで、お気づきと思いますが、鞍上はすべてガイジン騎手です。
残念ならが、ガイジン騎手の折合いのつけ方,追い方などの騎乗技術と、勝負に対する執念の度合いは、素人でもわかります。
有力な馬が、それなりの枠順を引き当てて、腕のいいガイジンが騎乗する。
馬券としても逆らうわけにはいかないという感じです。
⑬番タイトルホルダーは、凱旋門賞での疲労残りと、この枠順が決して有利でないのですが、逃げ馬が不在なので、それほど脚を使わずハナを奪えれば、実力は間違いなくNO1で、もちろん頭もあり得ます。
後は、調教師免許を取得して騎手を引退する福永祐一騎手が騎乗する③番ボルグフーシュ。
オールドファンは、彼が無事に騎手生活を終えることができることを、ホッとしていると思います。
それほどに、彼のお父さん天才ジョッキーの落馬事故はショッキングな出来事でした。
そして、ダービーでのとんでもない騎乗から、よくぞここまで一流ジョッキーとして成長を遂げてきました。
我々には知り得ない影の努力は想像を絶するものだと思います。
それでも、個人的には、菊花賞でハナ差負けた吉田隼人に騎乗してもらいたかったです。
この枠順を引き当てられ、吉田隼人騎手なら、頭まであったと思っています。
福永祐一騎手がダメというのではないのですが、カタナカに互角以上に対抗できるのは、中山競馬場でのNo1騎手吉田隼人で、このコースで内目を引けたら、やれたと思っています。
馬券のまとめ
人気になっているので万券にはなりませんが、年末のお祭りなので
⑤⑨⑩番に⑬番を加えた4頭による馬単ボックスと
3連単ボックス
加えて、
③番の押えと、ダブル的中を狙って
③⑤⑨⑩⑬番の3連複ボックスで
ほぼ今年最後の重賞競走をゲットして、締めたいと思います。